ちょうど1週間前、在宅勤務を終えて、夕方ウォーキングに出かけました。
1日中座って仕事をしていたので、ハイペースで30分ほど歩きました。
少し汗もかき、いい気分で帰ってきて、マンションのオートロックを解除しようと、ポケットを探ったのですが……鍵がない!?
パニックを沈め、信頼できる人に相談する
スマホと鍵をポケットに入れ、ヘッドホンで音楽を聴きながらウォーキングしていたので、鍵を探す場所はポケットしかありません。
でも、コートのポケットにも、ズボンのポケットにもありません!!
今来た道を、目を皿のようにしてチェックしながら、もう一度すべて歩きました。
そして、行く先々の建物の防災センターや交番に届けがないかを聞いて回りました。日が沈み、暗くなってきましたが、鍵はありません。
どうしたらいいか、頭は真っ白です。
幸いにもマンションの管理人さんがいたので、事情を説明しました。
しかし管理事務所では、住戸の鍵は預かっていないということでした。何かあった時の責任問題になりますから、住戸の鍵には関知しないのですね。
情報を集める
ちょっとパニックになっていましたが、管理人さんがいろいろ助けてくれて、とりあえずできることは、だいたい以下の3つだということがわかりました。
(1)鍵を開けてくれる専門の会社に連絡して、出張して開錠してもらう。(数万円かかる)
ただし、身分証明書の提示がなければダメ。私は、身分証明書を持たずに出てきてしまったので、
その場合は、警察官の立ち合いがなければ対応してもらえません。交番に行って直接お願いするか、 110番に連絡してお願いして、警官が来てくれると確約してもらえたら、予約可能になります。
(2)大家さんか、不動産会社に連絡して、合鍵がないか確認する。(基本的に無料)
(3)合鍵を預けている人がいる場合は、その人に連絡して、鍵を持って来てもらうか取りに行く。
タイムリミットがあるものから順番にやる
私は、まず(1)をやりました。自力で何とかしようとしたのです。
パニクっている人の対応に慣れているとみえる鍵屋さんは、お金が概算でも5万円以上はかかりそうだということ、ビジネスホテルなどに泊まったほうが安いから検討すべきだということ、不動産屋さんに相談してみてはどうかということなどを、スピーディーに淡々と、でもちゃんと同情的に親切に教えてくれました。
そこで、仲介してくれた近所にある不動産屋さんがまだ開いているかもしれないということで、(2)を試みました。
シャッターが半分閉まっていましたが、そこからのぞき込むと、中に入れてもらえました。
しかし、不動産屋さんでも鍵は預かっていないということで、翌日大家さんに聞いてみるしかないようでした。
不動産屋さんに行く道すがら、(3)の、鍵を預けていた友人に連絡しました。
ありがたいことに、翌日のお昼には持っきてくれることになりました。
無理をしないで現実を受け入れる
ただ、私は翌日の朝イチから、仕切らなければならない会議の予定があったため、なんとか今日中に部屋に入りたくて(1)をお願いしようといったんは思ったのですが、少し冷静になり始めた頭に、鍵屋さんの言葉がよみがえりました。
お巡りさんまで巻き込んで大騒ぎをして、大金をかけるほど、緊急性が高いだろうか!?
結局、歩いて行けるところにあるビジネスホテルに泊まり(平日だったので4000円ほど)、翌朝の会議は代わりの人に頼み、お昼に友人が来てくれるのを待つ、という現実的な落としどころに落ち着きました。
結局、その夜のうちに友人が駆けつけて来てくれて、ホテルに泊まることなく、無事部屋に入ることができました。
教訓3つと、意外な発見
今回は、もう骨身にしみて、以下の教訓を心に刻みました。
- 鍵は、無意識に扱って万一落としたとしても、すぐに気付くように、チェーンなどをつけて、カバンや衣服とつないでおくこと。
- 合鍵は、信頼できる友人に預けること。
- 出かける時は、スマホ、決済できるアプリかクレジットカード、身分証明書を携帯すること。
しかし、私の住んでいるところは、そこそこの大きな街なのですが、道が本当にきれいでした。
鍵らしきものが落ちていないか、目を皿のようにしてサーチしましたが、本当にほとんどものが落ちていません。
不特定多数の人が行きかう街で、これだけ道がきれいなのは、世界を見渡してもなかなかないのではないかしら……などと考えながら、汗をかきかき、足を棒にして徘徊した夜でした。
ではでは…
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